今話題の究極物質「NAD⁺」

目次

NAD⁺点滴とは

 NAD⁺(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)は、細胞内でエネルギーの生成やDNAの修復に欠かせない重要な分子です。この物質は、健康の維持や体力向上に大きな役割を果たしています。加齢とともに、体内のNAD⁺のレベルは減少していくことが知られています。

NAD⁺は長寿に関連するサーチュイン遺伝子を活性化させることで知られ、これを補うことによって疲労感の軽減、認知機能や記憶力の向上、免疫力の強化、さらにはエイジング対策が期待されています。最近の研究では、加齢による身体の衰えをNAD⁺が改善する可能性が示唆されています。

NAD⁺によるサーチュイン遺伝子の活性化

  • サーチュイン遺伝子は、長寿遺伝子、抗老化遺伝子とも呼ばれている。   
  • サーチュイン遺伝子は老化や寿命にとても深く関わっている。          
  • サーチュイン遺伝子の活性化による生物の寿命が延びるといわれている。  
  • この遺伝子の活性化が肌細胞・体力・疲労などの身体機能を改善し、若返りを促す。 

NAD⁺点滴療法の期待される効果

  • エイジングケア
  • 疲労の改善
  • 認知機能・記憶力の向上
  • 肝機能・腎機能の回復
  • しわの減少や肌質の改善
  • 体重の増加防止による体重管理の補助
  • 睡眠と覚醒のサイクル調節による睡眠の質の向上
  • 免疫力の強化
  • 炎症や痛みの軽減
  • 運動能力の向上
  • 運動能力の向上
  • 筋肉機能の回復
  • 心臓血管機能の回復

「NAD⁺」と「NMN」の違い

 NAD⁺点滴と類似の効果を持つものとして、最近日本で注目されているのがNMN点滴です。NMNは体内でNAD⁺に変換されるプロセスが必要です。一方、アメリカでは、直接NAD⁺を点滴で投与する「NAD⁺点滴」が広まっています。この点滴は、代謝過程を経ずにNAD⁺を体内に直接取り込むことができるため、NAD⁺の増加による若返り効果をより効率的に得ることが期待されています。

投与方法について

(1)NAD⁺100~200mgを生理食塩水100~250ml に溶解して点滴で、投与します。
(2)NAD⁺が配合された製剤を左右どちらかの腕に点滴します。

※点滴時間は100mgで90分~120分、200mgで120分~180分となります。
※初回は副作用の有無を確認するため、時間をかけて点滴します。
※副反応が少ない方では、2回目以降点滴時間を短縮することが出来ます。

投与頻度について

 1回の治療でも効果が期待できますが、 NAD⁺点滴により摂取した成分は、通常2~3週間体内に留まるため、2週間~1ヶ月に1回、 NAD⁺点滴療法を行うとより効果的だと考えられています。

※効果の持続時間には個人差がありますので、あくまでも目安の投与間隔となります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次